ツクバネ
2017-08-10


 小学生のころ近くの山(岡山県)で「羽子板遊びの羽根に似た木の実」を見たことがあった。あれから50年、ふとそのことを思い出し、帰省した時に何回か探したが見つからなかった。その数年後。父の葬儀の時、偶然にも方丈さん(住職)から、この辺には「ツクバネ」が自生しているというお話しを聞き、お墓のそばですぐに見つかった。50年ぶりに見た「ツクバネ」。この時まで名前すら知らなかった。

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  調べてみると、

・九州北部から関東あたりまで自生していること。関東では筑波山で見ることができること。
・銀杏の木と同じように雌雄異株であること。
・杉、ツガ、モミなどの根にツクバネの根の一部が寄生する「半寄生落葉低木」であること。
・枝の先端に4枚の羽根がついた実を付けること。
・栽培は、宿木(杉、ツガ、モミなど)の根元に種を植える。発芽しても寄生できないとそのうち枯れるので宿主が元気に育つようにする。早ければ3年で開花するが花が咲くまで雄の木と雌の木の区別ができないので、種は数個以上植える必要があること。
がわかった。 

(写真をクリックすると画面が大きいサイズになります。)


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  (羽が4枚、9月ごろにはこの大きさになる)
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                            (高さ2メートル程の低花木)
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  (7月ごろの様子。まだ実が大きくなっていない)
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                           (晩秋には葉が落ちてこんな感じ)


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